ハッカソンは、成果を競う開発イベントの一種です。与えられたテーマに対してプログラマーを中心としたITエンジニアがチームを組み、短期間に集中してそれぞれの技術やアイデアを持ち寄ってサービスやシステム、アプリケーションなどを開発します。
そもそもハッカソンは、ハックとマラソンと言う言葉を掛け合わせた造語です。日本では、ハックやハッカーなどの言葉はネガティブなイメージで捉えられることも多いです。
しかしハッカソンは本来システムやソフトウェアを解析したり改造するなどのことで使われ、ポジティブな物事を改善して行くという意味合いの言葉です。そういったことをチームを組んでマラソンのように期間を定めて行うのがハッカソンです。
一般的なITエンジニアが任される仕事は、既にでき上っているプロダクトを発展させたり、その一部の担当や修正または改良などを任されることがほとんどです。しかしハッカソンに参加すると経験できるのが、アイディアを全くのゼロから練り上げて完成させるプロセスです。
断片的なエンジニアリングだけでなく、総合的で一貫したプロダクトを作るための作業に携わることは、ITエンジニアにとって大きな財産になるでしょう。また、エンジニアとしての業務の幅を超えた経験ができ、スキルや知識だけでなく共に作業する仲間たちとの交流が生まれ人脈を作ることにもつながります。
貴重な体験のフィードバックを貰えるといったメリットもあるため、ITエンジニアがハッカソンに参加する意義は非常に大きいでしょう。